気になる一軒家の解体費用!いくらぐらいかかるの?
2019年12月07日建築年数が経過して老朽化した家を建て直すときには、一軒家の解体が必要になります。しかしほとんどの方にあっては解体工事を行うのは初めての経験で、解体費用がいくらになるのか不安が大きいのではないでしょうか。解体するだけでなく施工条件によっては付帯工事が必要になることもあります。それでは解体工事について主に解体費用を切り口に留意するべきポイントなどについて、検討してみましょう。
一般的に一軒家の解体工事の費用の相場は、木造住宅の場合は1坪あたり4-5万円、軽量鉄骨層で1坪あたり5-6万円とされています。30坪程度の延床面積が多い現状を踏まえると、おおむね150万円程度の出費は覚悟する必要があります。しかしながらこれは基本的条件で、周囲の状況によっては解体費用の総額は変動することが珍しくありません。
一軒家の解体費用に影響を与える要因としては、家屋の構造や施工条件・業者の属性やアスベストの有無になります。まず家屋の躯体の構造の問題ですが、当然のことながら解体しやすいか否かで大きく変わってきます。特に鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などでは、解体のために大型の建設重機が必要になるので、1坪あたり7-9万円程度に工賃も跳ね上がることになるのです。延床面積が広くなれば、解体費用といえどもさらに高額になるわけです。
また施工条件とは工事を行いやすい周辺環境か、ということが問題です。大型の幹線道路に面しておらず住宅の密集地域では、建設重機を搬入することも一苦労となります。場合によっては管轄警察署に道路占有許可を取得する必要がでてきます。そして業者が重機を保有しているかいなかも、解体費用に影響を与えます。重機を保有していない場合は、下請けに丸投げするので、中間マージンが発生するので費用はかさむことになります。そして忘れてはならないのが、アスベストの有無です。アスベストは飛散すると、被爆者が肺ガンなどの健康被害に遭遇するリスクがあるので、付帯工事で周囲に飛散するのを防止する必要が出てくる場合があります。
このように解体工事は費用が巨額になるので、補助金が気になります。もっとも国レベルでの補助金が存在しておらず、各自治体の条例で決められています。解体工事を検討する場合には、おすまいの自治体で補助金が用意されていないのかを確認しておくことをオススメします。もしある場合は、書類準備や手続きがあるので早めに自治体に申し込むことを忘れないで下さい。