一軒家を借りてみんなでシェアハウスすることはできる?
2019年08月27日家賃を安く抑えることが出来て、さまざまな人と同じ屋根のしたで共同生活を送るのが、シェアハウスになります。職場や学校のどの普段の生活圏では知り合うことが叶わないような、多士済々と知り合うチャンスもあるので、都市部を中心に急速に普及が進んでいます。一般的には個室部分の設備は最小限に抑える一方で、水回りや共同のラウンジなどの共用部分が比較的豊富なのが特徴といえます。
もっとも設備や間取りのクオリティはピンキリで、家賃などの相場もかなりのレンジがありますが、共同住宅が主流になっていると評価することが出来ます。昔からあった下宿部屋とアパートやマンションなどのハイブリッドといえばイメージしやすいと思います。それでは全体像でみると件数の少ない一軒家でシェアハウスを実践することが可能なのでしょうか。
そもそも一軒家では台所や風呂場などの水回りは、家族での使用を選定につくられているので共同生活には向いていない点があります。せいぜい親子4人程度の生活を前提に設計されているのに、複数の成人が使用する状況では破損する可能性がでてきます。当然のことですが面識のない人間同士が生活するのでトラブルの可能性もあります。トラブルの全体像は一概には言えませんが、なかには入居者の所有物を盗む事例もあるほどです。逆に入居者同士が親密になりすぎて、恋愛関係などに発展すると、他の住人にとっては気まずい雰囲気になり、中には転居の理由にもなるでしょう。
そして一番重要なのは、一軒家の大家のOKを得ることです。大家の許可なしに一軒家に住人を済ませることは、場合によっては無断転貸と判断される可能性があります。一軒家だからと何でも自由にできるわけではなく、誠意をもって交渉し大家に許可を得て、OKをもらっておかないと無断転貸で契約を解除されて追い出されることもあります。
逆に言えばこれらのトラブルが起きないように配慮することで、一軒家であってもシェアハウスとして活用することは可能です。これから賃貸の一軒家でシェアハウスを開始するには家賃の問題も含めて誠意を持って話し合い、正式に許可を得ておくことは必須です。そして属性の異なる入居者動詞が生活をするわけなので、きちんと共用設備の使用について自主ルールを定めておくことも必要といえます。
住人同士のプライベートとパブリックな空間をどの程度の割合で確保するのか、などできる限りトラブルを回避する自主的取り決めは詳細に決めておくべきといえるでしょう。