一軒家は何歳で買うのが一般的?ベストタイミングで購入しよう!
2019年10月31日一軒家を購入を検討するときに重要な問題は、何歳のときのタイミングで購入するべきかの点にあります。どのくらいの年代でかうべきなのか、平均年齢や年収はどの程度確保できれば適切なのか容易に答えの出せない問題です。
一軒家を買うときにとりわけ年齢が重視されるのは、それが住宅ローンを組むこととセットになっているのが一般的だからです。一軒家を購入する方の80%以上ははじめての購入というデータもあるほどで、ほとんどの方にあっては人生に一回の巨額の買い物になります。住宅ローンを組んでも返済に支障がでれば、せっかくの家も手放さざるを得ない事態もありえます。そこで一軒家を購入するときの年齢のタイミングを中心に注意点を御紹介してまいりましょう。
まず一軒家を購入する世帯の属性を確認しておくと、年齢層でわけると30代後半から40代がコア層で年収では400-600万円の世帯が中心になっています。実に30代後半から40代で全体の60%以上をしめているほどです。
プレファミリーの世帯、つまりこれから子供が生まれそうなもう少し若い年齢層では比率は少数派ということが分かります。また世帯年収も400-600万円ということから、プレファミリー世帯で住宅ローンを組むのは、年収面からも少し難しいのが現実のようです。このようなデータを参照すると、30代後半から40代の年齢が、住宅ローンを組むときの最適解と考えて良さそうです。
この年代が適しているのは、完済時の年齢が関係しています。そもそも住宅ローンには融資可能年齢と最大融資年数という重要な条件が存在しています。融資可能年齢は20歳以上66歳未満ですが、返済期間を意味する最大融資年数の上限は35年です。つまり40歳の場合は最長75歳まで返済期間を設定することができるわけですが、完済時の年齢が年金生活が前提になる年齢になるほどローンを組みにくいのが現実です。
最適の年齢の40代といえども、長期間の返済期間を設定する住宅ローンは組みにくいため返済期間の長期化はさけたいところです。年金受給額は将来的に減少する可能性も指摘されており、生活費を削ってまでローン返済にまわすと破綻するリスクがでてきます。
住宅ローンの返済期間の長期化を避けるにはまとまった貯蓄額を用意して頭金にまわすことです。それというのも、頭金のための貯蓄額をどれだけ計上できるかで、完済時の年齢は大きく変わってくるからです。